梅原大吾の勝負論に学ぶ、勝ち「続ける」極意

先日読んでいてとても学びのある本と出会ったので、
情報を共有したいと思います。

梅原大吾さんの勝負論という本です。

そもそも梅原大吾ってどんな人物か知っているでしょうか?

一言で表現すれば、彼はプロゲーマーです。
ゲームをして日々の生計を建てています。

日本では今のところ彼のようなプロゲーマーという人材は
全くと言っていいほどいないのですが、
海外ではプロゲーマーという職業は最近増えてきていて、
e-sportsというスポーツの一種として受け入れ始められています。

ちなみに有名ゲームの世界大会ともなると、
億単位の賞金が出ます。

彼はそんなプロゲーマーという世界の日本での第一人者
ということになります。

勝負論のテーマ

さて今回紹介する勝負論のテーマですが、ずばり

勝ち「続ける」にはどうすれば良いか?

というように僕は感じました。

勝つにはどうすればい良いのか?
ではなく
勝ち「続ける」にはどうすれば良いか?
です。

結論から先に書くと、この答えは、

勝ち「続ける」ための極意とは、
日々、自分の成長を確認し続けること。

この結論を読んだとき、僕は思いました。
「自分と同じこと言ってるやん!!」と。笑

いや梅原さんの方が考えの深さが僕とは比べ物にならないほど深いとは思いますが、
それでも表面的な言葉にした際に、

自由な状態であり続けるためには、
日々成長し続ける必要がありますよ。

というこのブログで発しているメッセージと同じ意味合いを感じたので、
なんだか嬉しくなりました。

梅原さんがこの結論に至った背景を簡単に書いてみます。

梅原さんは、自分は容量の悪い人間だと言っています。

ゲームの世界というのは2年ほどでシステム(ルール)が変わり、
その度に全ゲームプレイヤーが同じスタートラインからスタート
するんだけども、スタートした直後は全く試合に勝てないのです。

自分より若かったり、要領が良くコツを掴むのが早い選手が最初は勝ち進みます。

梅原さん自身も最初はすごく落ち込むくらいに負けまくるらしいんですが、
でも次第に時間が経つと勝ってくる。
いつのまにか自分が優勝している。

そんな状態になるようなんです。

これって何故なのか?

と考えたときに、
要領が良い人っていうのは要領が良いことが原因で、
セオリーを自分のものにしたと勘違いしているようなんです。

まだ掘れる、確認できる余地があるのに、
「これはもうできるようになったから良いか!」
というような感じで飛ばしてしまう感覚だと思います。

梅原さん自身は要領が悪い方の人種のようで、
一つの簡単なセオリーであっても、
それを疑い何度も検証し、ボロボロになりながら身に付ける。

そうすることで、
セオリーを習得するステージの先のステージに行った時に
遊びが出る、戦略の幅が広がると言っています。

ここがスタートダッシュは決めたけれども
セオリーを覚えた気になっている要領の良い人との決定的な違いになって、
時間が経つと梅原さんが勝っている。
という状況を作り出しているんです。

僕はこの話は凄く身に染みたというか、
耳が痛い話なのですが、というのも、

僕はどちらかというと要領が良い方の人種だと自分では思うからです。

勉強でもスポーツでもすぐにコツを掴んで皆より一歩先を行くんだけども、
時間が経つと成長が止まり、いつのまにか抜かされている。

という経験が昔あって、それが悩みの一つでもありました。

薄々自分でも分かってはいたんですが、
この本を読んだ後であれば基礎を疎かにしていたんだなと納得が行きます。

僕と同じような悩みを持ってる人って多分結構いるんじゃないかと思います。

逆に、
梅原さんのように要領の悪い人種であっても、
基礎を固めている段階で負けて、嫌になり、諦めてしまう。
そういう人も沢山いると思います。

このような人達と今の梅原さんとは一体何が違うのか?

この点が、「勝ち続けるには成長し続ける」という結論に至った
ポイントではないのかと思うのです。

で、それは何かと言うと、

勝ち負けへの執着度です。

やっぱりゲーム、中でも格闘ゲームなんかは勝ち負けがハッキリ見える世界なわけで、
勝てば嬉しいし負ければ悔しい、そして結果が全ての世界です。

まだプロになる前の梅原さんも、
やはり勝つことが目的でゲームをしているわけで、
世界大会で優勝していたりもしています。

で、そんな凄い強いと周りからも評判の梅原さんでも、
やっぱり負けることもあります。
連敗が続く事もあるでしょう。

で、そんなときに周りがどんな反応をするかっていうと

「梅原も終わったか、、、」

残酷なものです。

勝つことに執着するって言うのは、
僕は大事な事だと思いますし、梅原さんもそう言っています。

でも覚悟しないといけないのは、
勝てば勝つほど、登れば登るほど、
落ちた時のダメージは大きくなるという事です。

梅原さんはそのようなダメージもあってか、
格闘ゲームの世界から麻雀の世界へ移り、
さらには勝負の世界とは程遠い介護の仕事をしていた経験もあります。

僕はそこで梅原さんが定義する勝負事に関する価値観が
変わったんではないかと思います。

それが、
目先の勝ち負けにこだわるのではない。
毎日欠かさす成長し、それを自分で確認し続けてさえいれば、
いつの間にか勝っていて、勝つのは当たり前だ。ということになるわけですね。

⇒(続き)ビジネスでいう勝ち負けとは?(作成中)

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